【日本モーゲージ】総合利回り最大14.5%だが、配当性向はどのくらいになるのか調査した
ご覧頂き、ありがとうございます。
今回は、フラット35の貸し付けを行う日本モーゲージについて記事にしていきます。
私自身この会社の株を持っているわけでは無いですが、現在購入しようか検討中です。
魅力はなんといっても、長期保有で跳ね上がっていく総合利回り。
なんと3年以上の保有で総合利回り14.5%になります。
最初見たときは信じられませんでした。笑
ただ、この優待が続けられるのか、という点については疑問を感じ、購入についてはためらっている状況です。
日本モーゲージの配当・優待情報
株価:1064円
配当金:2020年35円(予想)
優待品:3000円クオカード
1年以上で4500円相当のカタログギフト1冊
3年以上で4500円相当のカタログギフト2冊
総合利回り:1年未満:6.1%
1年以上3年未満:10.3%
3年以上:14.5%
不動産銘柄は総合利回りが良い会社が多いですが、やはりこれは一線を画していると思います。
これは2019年1月21日に優待拡充されたものですが、問題なのが、果たしてこんなに利益を還元できるのか、ということだと考えます。
この不安からか、拡充発表時には株価ストップ高だったものの、以降だんだんと下がり続けている状況が続いています。
そこで2019年の株主数から将来の配当性向を計算し、これを続ける余裕があるのかを調べてみました。
2019年の個人株主数は14203人、個人の所有株単元数は21814。優待狙いの1単元だけ持っている方が多いみたいですね。
これを元に配当金と優待で分けて計算していきます。
(株主数、発行株数、配当金、利益額は2019年と変わらないものと仮定)
配当金の支払い
発行株数:7,137,000株
配当金:35円
負担金額:7,137,000×35=249,795,000円(2.5億)
株主優待の支払い
個人株主数:14203人
優待:4500+4500+3000=12000円
負担金額:14203×12000=170,436,000円(1.7億)
実質会社が負担する総負担金額としは、約4.2億円です。
利益が7億円なので、配当性向としては60%となりました。(4.2/7=0.6)
ちなみに個人株主が1万人増えると、負担金額が1.55億円増え、配当性向も22%上がります。
今のままの株主数であれば60%でなんとか払えると思いますが、認知度が上がり個人株主数が増えると、優待が続くかは疑問が残ります。
【結論】
3年間持ち続ける方が多いと考えられ、配当金の支払いもそれなりにはありますが、現状の株主数ではリターンを考えると購入もありだと思います。
ただ、最小単元持ちの個人株主も今後増えてくると思うので、そこには注意しなければいけませんね。
まあそこまで株価も高くなく、リスクもそんなに無いと思うので、個人的には買っちゃおうかな、と思ってます。
以上です。